アレルギー検査
RIST法
血液の中の、正確には血清のすべてのIgEを計測する方法がRIST法による検査です。年齢とともに上昇しますが、アレルギー体質だとIgEの値は高く、アレルギー体質かどうかを見分ける重要な値となっています。
RAST法
特異な一定の物質(アレルゲン)に対する特異IgE値の計測法です。RAST検査は、アレルゲンを特定する上でとても有効な検査です。花粉やハウスダスト・食品など、それぞれのアレルゲンごとに、0~6の7段階のクラスに判別します。RAST検査が陰性であっても食物アレルギーを完全に否定することはできません
当院では一般的にアレルギー性鼻炎の原因となりやすい下記項目を測定しております。
・ 通年性アレルゲン;ダニ、ハウスダスト、アルテリナリア(カビ)
・ 季節性アレルゲン;スギ、ヒノキ、ブタクサ、カモガヤ
それ以外の項目は患者様ごとに必要なアレルゲン追加して検査をおこないます。食餌性アレルゲン、動物、昆虫など検査可能です。
表はRAST法の判定基準です。
小さなお子様でも可能なアレルギー検査
ドロップスクリーン検査(41項目のアレルギー検査)
近年、アレルギー性鼻炎も低年齢化がすすんでいます。当院では注射による採血が困難な乳幼児や苦手なお子様でも可能な、痛みの少ないできる検査を行なっています、 指先から数滴の血液を採取して41種類のアレルギーのアレルゲンを調べることができ、保険適応となっております。
成人の方も検査可能で、採血が苦手な方にもお勧めです。(3割負担の患者様では5,000円程度の費用がかかります。)
ドロップスクリーン検査の特徴
- 注射を使わずにアレルギーを調べることができます
- 乳幼児や未就学の小さなお子様でも検査可能です
- 食物アレルギーを含む、41項目のアレルゲンがわかります
- 保険適用されます
- 結果は当日または後日お伝えいたします。
(最短で30分で血査結果がわかりますが、検査機器1台で運用、1人につき30分かかるため、希望者が集中すると検査結果説明までお待ちいただくことがございます。)
赤字:食品に表示義務のある特定原材料7品目を検査できます。
検査について
1受診(問診、診察)
2採血(20μL)
3測定(30分程度)
院内の計測器で測定できます。
4当日または後日結果説明
最短で40分程度で結果の説明可能ですが、検査機器1台で運用、1人につき30分かかるため、希望者が集中すると検査結果説明までお待ちいただきます
5検査結果例
この検査に適している方
- 注射が苦手な方
- 乳幼児や就学前のお子様
- 今まで一度もアレルギー検査を受けたことのない方
- アレルギーの原因かわからない方
- 今日結果を知りたい方、忙しくて再来院が難しい方